この記事で分かること
- 群馬・高崎から市内循環バスで行く相間川温泉の冬散策と入浴体験
- 夏・秋との景観の違いと、真冬の防寒ポイントの実感メモ
- クラインガルテンの冬支度(畑カバー・堆肥案内)と食堂の釜飯情報
- 雪道を安全に歩くコツと、写真の撮りどころ・歩き方のヒント
※本記事は筆者の体験ベースです。最新情報は各施設公式サイトをご確認ください。
今回は、群馬県倉渕村の相間川温泉へ。夏と秋に続き、1月中旬の真冬の顔を見に日帰りで訪れました。
当日の流れ(目安)
- 朝 都内発(新宿/池袋方面)→ JRで高崎へ
- 午前 JR高崎駅着 → 駅前循環バス「ぐるりん」乗車
- 昼前〜昼 相間川温泉着 → 周辺の冬景色を散策
- 午後 温泉入浴 → 食堂で釜飯を味わう
- 夕方 クラインガルテン散策・撮影 → 帰路バスで高崎へ
所要は天候や混雑により前後します。雨天時は滑りにくい靴を。
ここ数ヶ月で何度か訪れている場所。都会の喧騒から離れて土や風と戯れる時間に、いつも以上の安らぎを覚えます。今回は「冬の相間川」を目と身体に刻み込むつもりで歩きました。
朝の9時15分過ぎにJR高崎駅に到着し、市内循環バスの「ぐるりん号」に乗車。車窓から山裾の集落を眺めながら、約1時間半の移動も小さな旅です。
高崎駅→相間川温泉:駅前の循環バス「ぐるりん」を利用。約1時間〜1時間30分の目安。現金・ICの可否は路線により異なるため乗車前に確認を。温泉周辺のアクセス補足:停留所から施設までは徒歩圏内。冬季は路面凍結に注意し、滑りにくい靴で。
何となく今回が一区切りになる気がして、景色の色や空気の温度まで意識して見つめます。
冬の相間川温泉を歩く:雪景色とクラインガルテン
定刻で高崎に着き、そのまま「ぐるりん号」で山間部へ。ゆるやかなカーブを抜けると空気の匂いが変わります。

朝の高崎駅前
相間川温泉に到着。昨夜の雪が残り、空気はきりりと冷えています。
どうやら、雪が降った後みたいですね。

冬の倉渕村相間川温泉・クラインガルテン
畑の畝に薄く雪が乗り、茶色の大地に白が散るパッチワークのよう。
夏に訪れた時は緑一色だった畑も、冬は土の色が主役。季節の表情がはっきりとわかります。

冬の倉渕村相間川温泉・クラインガルテン
同じアングルでも、夏と冬では光の硬さが違い、写真のコントラストも変わります。
並べて見ると、季節の違いが一目瞭然で驚きます。

冬の倉渕村相間川温泉・クラインガルテン
雪はところどころに名残り、歩くたびに足裏の感触が小さく鳴ります。
茶色の畑にところどころ白の雪が残っています。

冬の倉渕村相間川温泉・クラインガルテン
深呼吸をすると、肺に冷たい空気が入ってくるのがはっきりわかります。
冬季は気温が低く路面が凍結しやすいです。耳や指先から冷えやすく、日陰は特に滑りやすい状況になります。防寒具・滑りにくい靴・携帯用滑り止めを用意し、時間に余裕を持って行動することをおすすめします。

冬の倉渕村相間川温泉・クラインガルテン
畑の縁につららがのぞき、風の向きで雪面の表情が変わります。
クラインガルテンの冬支度: 畑の上には不織布やビニールの保護カバーが掛けられることがあります。通行は舗装路優先で、栽培区画に立ち入らないのがマナー。
堆肥は一輪車1台で300円だそうです。堆肥の看板というか案内板、初めて見ました。

堆肥の看板
地域の営みが垣間見える小さな看板。暮らしと畑が近い場所だと実感します。
水も冷たそうですね・・・

冬の倉渕村相間川温泉・クラインガルテン
沢筋の水音も冬は澄んでいて、写真の抜けが良くなります。
これは、雪に畑をやられないように畑にカバーをかけているそうです。

冬の倉渕村相間川温泉・クラインガルテン
霜よけシートが風に鳴り、畑の冬支度を教えてくれます。
いつかまた訪れる機会があったら、こちらの道をゆっくり歩いてみようと思っています。

冬の倉渕村相間川温泉・クラインガルテン
日当たりの良い斜面は雪解けが早く、歩きやすい反面、夕方は再凍結に注意です。
今日の天候は快晴。空は高く澄み切り、山の青が濃く出ます。

冬の倉渕村相間川温泉・クラインガルテン
影の切れ目を探すと、雪面の立体感が写真に出やすいです。
〝これってなんの建物だろう・・・〟と思う建物がいろいろあって興味が尽きません。

冬の倉渕村相間川温泉・クラインガルテン
赤茶の屋根と雪の白、背景の杉林の緑。冬色の三重奏です。
入浴後に外気で身体が冷えやすいので、出発30〜40分前には上がり、髪と足元をしっかり乾かすと快適です。
温泉で芯から温まったら、食堂の釜飯をいただきます。湯上がりに湯気の立つ釜は目にもご馳走。
料理を作っていただいたお姉さん曰く、相間川温泉自慢の一品。香りが立ち上がり、箸が止まりません。

冬の倉渕村相間川温泉・釜飯セット
ふっくら炊き上がった米粒に湯気がからみ、写真だけでも美味しさが伝わります。

冬の倉渕村相間川温泉・釜飯セット
ホタテ・鶏肉・栗・シメジの取り合わせ。地の野菜を想像しながらいただくと、なお一層おいしい。

冬の倉渕村相間川温泉・釜飯セット
限定数とのことで、提供時間帯のピークは早めの注文が安心です。
相間川温泉・日帰り入浴&食堂の釜飯・実践メモ
- 提供・注文タイミング:限定数のため早めの注文(入浴前後のピークは売り切れが早い傾向)
- 設備・備品情報:脱衣所にドライヤー等あり。冬季は靴下の替え・ネックウォーマー持参が快適。
- おすすめの使い方:入浴→休憩→食事の順にすると体が冷えにくい。写真は窓際席の自然光が良好。
料金や営業時間は変更の可能性があります。最新情報は公式サイトや現地でご確認ください。
山の空は遮るものが少なく、青が一面に広がります。大きく息を吸い、肺の空気を入れ替えました。

冬の倉渕村相間川温泉・青空
乾いた冬の青空は、陰影がくっきりして写真が締まります。

冬の倉渕村相間川温泉・青空
遠くの稜線まで澄んで見え、寒さも少しご褒美に思えます。
食後に付近を散歩。湯上がりで芯はぽかぽか、頬はひんやり。

冬の倉渕村相間川温泉
人の少ない時間帯は雪面が傷つかず、足跡を刻む楽しみがあります。

冬の倉渕村相間川温泉
陽だまりと日陰で体感温度が大きく違うのも冬歩きの面白さ。
まだ誰の足跡もない雪原に、自分の足跡を刻みながら歩くのは気持ちがいいですね。

冬の倉渕村相間川温泉
季節の端っこに触れると、日々のリズムも整う気がします。
仕事でお世話になっている方がこちらに畑を借りているご縁で訪ねる機会をいただき、感謝の気持ちでいっぱいです。夏、秋、そして冬。短い滞在でも自然の中で過ごす時間の大切さを、改めて感じました。

今日イチのショット・絵画
よくある質問(FAQ)
- 相間川温泉へのアクセスは?
- JR高崎駅から駅前の循環バス「ぐるりん」利用が便利。冬季は所要が延びやすいので、帰りの最終時刻に注意し余裕を持った計画を。
- 冬の服装や装備の目安は?
- ダウンや厚手コートに手袋・耳まで覆える帽子・ネックゲイターが安心。滑りにくい靴や携帯用滑り止めを用意すると雪道が楽です。
- 食堂の釜飯は混みますか?
- 限定数のため、昼前後のピークは早めの注文がおすすめ。入浴→休憩→食事の順にすると快適に楽しめます。
- 写真撮影のコツはありますか?
- 快晴日はコントラストが強くなりがち。日陰と日向の境目や雪面のディテールを狙うと、冬らしい立体感が出ます。
次回の訪問予定先
長野県の上高地を予定しています。
長野県には、仕事で丸々2年間暮らしたことがあり、暮らしていた頃から、一度行きたいと思っていた場所のひとつが〝上高地〟だったので、楽しみです。