自然の抱擁:相間川温泉で心と体を癒す旅

2009.9.19

自然の抱擁:相間川温泉で心と体を癒す旅

この記事で分かること

  • 群馬県・倉渕の名湯「相間川温泉」で、秋景色と濃厚な湯を味わう日帰り旅の流れ
  • 泉質(塩化物強塩泉)や源泉温度、館内の雰囲気・ロッカー等の設備と注意点
  • 高崎駅からバス乗り継ぎでのアクセスと所要、入浴後の里山散策の楽しみ方
  • 初秋〜冬のおすすめの過ごし方や再訪時の小さなコツをまとめてチェック

※本記事は筆者の体験ベースです。最新情報は各施設公式サイトをご確認ください。

今日は、群馬県倉渕村くらぶちむら相間川温泉あいまがわおんせんを訪れています。

当日の流れ(目安)

  1. 新宿ラインで高崎駅へ移動
  2. 午前 高崎駅から路線バスで室田へ、乗り継いで相間川温泉に到着
  3. 昼前〜昼 受付→鍵付きロッカー→内湯・露天で入浴
  4. 午後 ふれあい館の食堂・お座敷を見学し、クラインガルテン周辺を散策
  5. 夕方 相間川温泉バス停から室田経由で高崎駅方面へ

所要は天候や混雑により前後します。雨天時は滑りにくい靴を。

群馬県・相間川温泉あいまがわおんせんで秋の景色と名湯を楽しむ日帰り旅

群馬県高崎市の山あいにある名湯「相間川温泉あいまがわおんせん」を訪れる倉渕村くらぶちむら日帰り旅をご紹介。

それでは、秋の倉渕村くらぶちむらに出発です!

ここ倉渕村くらぶちむら相間川温泉あいまがわおんせんには、仕事でお世話になっている方が畑を借りている関係で、これまでも何度か訪れており、前回はじゃがいもとトマトの収穫のお手伝いをさせていただきました。

季節は初秋。畑の収穫期は過ぎても、山の色はぐっと深まりはじめる頃。今回は、温泉からスタートして秋の里山をのんびり歩く一日です。

早朝の新宿ラインで高崎駅へ。高崎駅からは路線バスを乗り継ぎ、約1時間30分で倉渕村くらぶちむら相間川温泉あいまがわおんせんへ向かいます。

高崎駅→相間川温泉:群馬バスで「室田」下車、ぐるりんバスに乗り継ぎ「相間川温泉」へ。所要は乗り継ぎ含め約1時間30分。時刻は季節で変動あり。
目的地周辺のアクセス補足:バス停から施設までは徒歩すぐ。帰路の最終便に注意。

高崎駅から倉渕村くらぶちむらまでのルートはこれまでも紹介してきたので、今回はいきなり温泉から。

相間川温泉

相間川温泉

ふれあい館に到着。木の香りが残る建物と、山の静けさに包まれた温泉です。

相間川温泉あいまがわおんせんは榛名山の西麓に湧く塩化物強塩泉(高張性中性高温泉)。源泉温度は62℃で、湯上がりもぽかぽかが続く「温まりの湯」として知られています。

入る前にペットボトルの水で一口。のぼせ防止に、こまめな水分補給を心がけます。

相間川温泉

相間川温泉

受付から廊下を抜け、浴場へ向かいます。鍵付きロッカーがあるので荷物も安心。

さゆみ
畑仕事をしに行った後に温泉に入るとなるとかなり荷物が多いのではないかと予想しているのですが、ロッカーは鍵付きでしょうか?

みきを
確かに、ロッカーに鍵が付いてないと心配ですよね。地方のこじんまりした日帰り温泉などで、鍵が無い棚に荷物を入れて温泉に入るようなところもたまにありますからね。でも、ご心配なく、相間川温泉の施設には、ちゃんとした鍵付きのロッカーがありますのでご安心ください。

こちらが浴場の入口です。

相間川温泉

相間川温泉

そして、こちらが露天風呂です。最初は湯温の力強さに少し驚きましたが、徐々に身体が慣れていく感覚が心地よい。

相間川温泉

相間川温泉

岩肌がところどころ色づくほど、成分の濃いお湯です。

相間川温泉

相間川温泉

この日は他のお客さまがいなかったため、特別に許可をいただき撮影させていただきました。

相間川温泉

相間川温泉

湯船に浸かると、足元が見えなくなるほどの濃い黄土色。湯の個性が際立ちます。

効能は神経痛・筋肉痛・関節痛、切り傷・やけど、冷え性、慢性皮膚病など。成分の「温まり効果」を実感しました。

相間川温泉

相間川温泉

洗い場にはボディソープとリンスインシャンプー、ドライヤーも備え付け。タオルは売店で販売もあります。

相間川温泉

相間川温泉

リラックスルームにはマッサージ機も。入浴後のクールダウンにぴったりです(利用料金は館内掲示を確認)。

相間川温泉

相間川温泉

こちらは食堂。釜飯などの地元メニューが人気です。

相間川温泉ふれあい館

相間川温泉ふれあい館

お座敷の休憩スペースもあり、湯上がりに一息つけます。

相間川温泉ふれあい館

相間川温泉ふれあい館

天井が高く、柔らかな自然光が差し込む気持ちの良い館内でした。

相間川温泉ふれあい館

相間川温泉ふれあい館

ひと風呂浴びたら、外の風に当たりに出ます。

相間川温泉あいまがわおんせん・実践メモ

  • 入浴料(3時間):大人520円/小人250円(高崎市民等は大人320円/小人160円)。延長は1時間ごとに大人110円・小人60円。
  • 設備:鍵付きロッカー・ドライヤー・ボディソープ・リンスインシャンプーあり。タオルは販売あり(料金は館内掲示)。
  • 利用時間:10:30〜19:00(最終受付18:00)。火曜定休。混雑回避には午前の早い時間がおすすめ。

料金や営業時間は変更の可能性があります。最新情報は公式サイトや現地でご確認ください。

相間川温泉駐車場

相間川温泉駐車場

9月下旬の午後、山風が火照りをやさしく冷ましてくれます。

少し歩けば深い森。踏み入りたくなるけれど、道は複雑で迷いやすい印象です。

相間川温泉近く

相間川温泉近く

夏よりも空気はひんやり。歩くほどに秋色が濃くなっていきます。

クラインガルテン

クラインガルテン

曇天の空は一枚の絵画のよう。畑と森が静かに溶け合っていました。

クラインガルテンの空

クラインガルテンの空

薪が積まれているのを発見。冬は暖炉の出番でしょうか。

クラインガルテン

クラインガルテン

山道を歩いていると、植物の名前をいくつ知っているだろう、といつも考えます。

クラインガルテン

クラインガルテン

イネの害虫として知られるコバネイナゴ。畑のイネ科雑草を食べるので野菜の被害はほぼ無いそうです。

コバネイナゴ

コバネイナゴ

時間が許す限り、周辺をぐるりと散策。

クラインガルテン

クラインガルテン

体育館のような建物もあります。

クラインガルテン

クラインガルテン

鍵が空いていたので中を覗くと、多目的に使えそうなスペースでした。

クラインガルテン

クラインガルテン

初めて来た時は、道が入り組んでいて何度も迷いかけたものです。

クラインガルテン

クラインガルテン

見慣れない器具もちらほら。何に使うのだろうと想像が膨らみます。

クラインガルテン

クラインガルテン

ここから見下ろす畑の景色が好きです。

クラインガルテン

クラインガルテン

奥へ行きすぎないよう、ほどよいところでUターン。

クラインガルテン

クラインガルテン

草むらからは、コオロギの声が響きます。

クラインガルテン

クラインガルテン

こちらはアザミ。鋭い棘と紫の花が凛として美しい。

クラインガルテン/アザミ

クラインガルテン/アザミ

このピンクの花はフロックスの一種でしょうか。群れて咲く姿が可愛らしい。

クラインガルテン

クラインガルテン

いつか車でも来て、森の奥をもう少し探検してみたいものです。

クラインガルテン

クラインガルテン

足元には自然落下した栗。季節の実りを足もとで感じます。

クラインガルテン・栗

クラインガルテン・栗

いがのトゲは本当に鋭い。そっと観察だけにしておきました。

クラインガルテン・栗

クラインガルテン・栗

山の秋をたっぷりと味わった一日。締めくくりに、今日いちばんの一枚を。

今日イチのショットの絵画

今日イチのショットの絵画

施設周辺の森や畑は道が分かりにくく私有地もあります。日没が近い時間帯は特に迷いやすく、野生動物に出会うことも。散策は舗装路中心・明るい時間に行い、立入禁止表示には従うことをおすすめします。

まとめ:山の秋と温泉、心と体を整える徒歩旅

今回の相間川温泉あいまがわおんせんでは、秋の山の風景、地元の自然、そして身体をじんわり温める濃厚な湯を心ゆくまで堪能できました。

温泉旅に癒しを求める方、静かな山あいで過ごしたい方、農的な暮らしに少し触れてみたい方にもぴったりの場所です。

秋〜冬は特に湯のありがたみを感じられる季節。ぜひ訪れてみてください。

よくある質問(FAQ)

相間川温泉の泉質や特徴は?
ナトリウム・カルシウム—塩化物強塩泉(高張性中性高温泉)。源泉62℃で湯冷めしにくいのが特長です。濃い黄土色の湯で「温まりの湯」として知られます。
高崎駅からのアクセスと所要は?
高崎駅から群馬バスで室田へ、ぐるりんバスに乗り継ぎ「相間川温泉」下車。乗り継ぎ含め約1時間30分が目安。最新の時刻は現地の案内や公式資料を確認しましょう。
館内設備や持ち物は?
鍵付きロッカー、ドライヤー、ボディソープ、リンスインシャンプーあり。タオルは販売があり、身軽でも利用しやすいです。
日帰り入浴の料金と時間は?
3時間で大人520円・小人250円(高崎市民等は割引あり)。営業時間は10:30〜19:00(最終受付18:00)、火曜定休。変更の場合があるため直前に確認を。

次回は東京都の浅草、浅草寺へ

お正月の東京浅草の浅草寺を予定しています。