初めての上高地旅—松本で味わう信州そばと白樺荘で迎える山の夜

2010.6.16


この記事で分かること

  • 長野・上高地で、河童橋から明神池方面へ歩く初夏のトレッキング体験
  • 森の静けさや野生の猿との距離感、歩道(木道)の歩きやすさと注意点
  • ホテル白樺荘の朝食やバスターミナル、松本市内での食事までの流れ
  • 雨への備え・猿への向き合い方・上高地→新島々→松本への移動のコツ

※本記事は筆者の体験ベースです。最新情報は各施設公式サイトをご確認ください。

今回は、長野県の上高地かみこうちを訪れています。

当日の流れ(目安)

  1. 朝 上高地ホテル白樺荘しらかばそうで朝食
  2. 午前 河童橋から遊歩道を歩き、明神池方面へトレッキング
  3. 昼前〜昼 森の木道を進みつつ野生の猿や梓川の景色を撮影
  4. 午後 上高地バスターミナルへ戻り、路線バスで新島々駅へ移動
  5. 夕方 新島々駅から松本駅へ、駅近の居酒屋で夕食

所要は天候や混雑により前後します。雨天時は滑りにくい靴を。

上高地で初夏のひと時を過ごす|河童橋〜明神池トレッキング

昨日から宿泊させていただいているのは、上高地ホテル白樺荘しらかばそう。朝食はビュッフェではなく、和の朝定食でした。

こういう和定食は嬉しいですね。普段は朝食抜きが多いのですが、旅先のホテルだとしっかり食べたくなります。

一日歩く予定なので、最初に栄養を入れておくと体が軽い気がします。

上高地ホテル白樺荘

・上高地の河童橋かっぱばしの直ぐ近くに位置する絶景のリゾートホテルです。

・穂高眺望テラスがあるデラックスツインルームなど、穂高連峰を楽しめる様々な部屋があります。

・ホテル内に複数のレストランがあります。

・ネイチャーガイドツアーも開催しています。

朝食に〝茶碗蒸し〟が出ました。

上高地ホテル白樺荘・朝食

上高地ホテル白樺荘・朝食

湯気と出汁の香りが朝の体をゆっくり起こしてくれます。

ホテルの周りはこんな感じです。

上高地ホテル白樺荘

上高地ホテル白樺荘

河童橋徒歩圏、穂高の稜線が近い立地。朝は空気が澄み、足取りも軽くなります。

今日は、河童橋かっぱばしから明神池みょうじんいけを目指してトレッキングの予定です。

さゆみ
トレッキングが出来るなんて素敵ですね!トレッキングシューズじゃなくてもスニーカーなら問題なさそうですか?

みきを
道が綺麗に舗装されている箇所が多いので、スニーカーでも問題無く歩けますよ!

ちなみに、明神池みょうじんいけは穂高神社奥宮の近くにあり、透明度の高い水面に穂高連峰が映り込む神秘的な景観が特徴。一之池と二之池の二つから成る、厳かな場所です。

上高地・森の中

上高地・森の中

足元は土と木道が交互に現れ、深い緑が目にやさしい。

上高地かみこうちに来て改めて感じたのは、ホテル周辺はもちろん、森の中まで本当に綺麗だということ。

上高地の森の中

上高地の森の中

木漏れ日が差すたび、苔の色が一段と鮮やかに見えます。

平日なのか、人はまばら。道を間違えたのかな…と一瞬不安になる静けさです。

上高地の森の中

上高地の森の中

案内標識は要所にあるので、落ち着いて進めば大丈夫。

6月、初夏の濃い緑に包まれます。

上高地の森の中

上高地の森の中

葉の香りがふっと近づく、そんな距離感です。

造られた遊歩道に沿って、ペースを保って歩きます。

上高地の森の中

上高地の森の中

木道は幅が狭い所もあるので、すれ違いはゆっくりと。

側道から突然、猿の子どもが飛び出してきて、思わず立ち止まります。

上高地の森の中で猿

上高地の森の中で猿

小さな体で木から木へ。こちらをちらりと見て、すぐ林へ消えていきました。

猿の子どもは人間をあまり怖がらない印象です。

上高地の森の中

上高地の森の中

距離は保ちつつ、歩みを止めすぎないのがコツ。

さゆみ
野生の猿が飛び出してくるなんてなかなかない光景ですね。こちらから刺激しなければ普通に道を通してくれる感じでしたか?

みきを
はい、野生の猿の中でも、上高地の猿は大人しい方だと感じました。〝目を合わせない〟ように注意して通過すれば問題無いと思います。猿は目を合わせると敵だと認識して威嚇してくるとホテルの人に説明を受けたので。

上高地の遊歩道では野生の猿に近づきすぎないこと。エサやり・大声・至近距離での撮影はストレスになります。目を合わせず距離を保ち、通行の妨げにならないよう静かに通過をおすすめします。

こんな道の側道から、猿の子どもがふいに現れることもあります。

上高地の森の中

上高地の森の中

驚かせないよう、足音を静かに。

山の中のこういう木道は、歩いているだけで楽しいですね。

上高地の森の中

上高地の森の中

段差や濡れた板は滑りやすいので一歩ずつ。

これはお母さん猿とその子どもでしょうか。道の途中で出会いました。邪魔しないよう、距離を取って歩きます。

上高地の森の中

上高地の森の中

親子の毛づくろいを眺めると、時間がゆっくり流れます。

猿の子どもが2匹、戯れています。

上高地の森の中

上高地の森の中

追いかけすぎず、歩くリズムを崩さないように。

普通に歩けばもっと早いのでしょうが、猿に気を取られて足が止まりがちです。

上高地の森の中

上高地の森の中

それも含めて、森歩きの楽しさ。

轟々と音を立てる川に橋がかかっています。

上高地の森の中

上高地の森の中

水飛沫が風に乗って、頬に触れました。

これって明神池みょうじんいけなのかな……? 実は自信がありません。

上高地の森の中

上高地の森の中

池や川沿いは景色が似ている区間も多いので、案内板の確認を。

また、猿に遭遇。

上高地の森の中

上高地の森の中

視線は合わせず、そっと通過します。

木漏れ日が心地良いです。

上高地の森の中

上高地の森の中

晴れと曇りが入れ替わり、光の模様が変わっていきます。

また、猿が出てきました。

上高地の森の中

上高地の森の中

この距離感が上高地の日常なんだと思うと、少し誇らしい気持ちになります。

つい猿を追いかけて、森の中へ足が向いてしまいました。

上高地の森の中

上高地の森の中

遊歩道から外れない範囲で、そろりと観察。

木に登る猿。

上高地の森の中の猿

上高地の森の中の猿

身のこなしが軽く、音もなく枝を渡っていきます。

倒木の上で、猿のカップル? がじゃれ合っています。互いに毛づくろいをしているのでしょうか。ずっと見ていられますね。

上高地の森の中の猿

上高地の森の中の猿

彼らの時間に、少しだけお邪魔しました。

さゆみ
こちらのトレッキングコースはホテルで案内してもらえるのでしょうか?所要時間はどれくらいですか?

みきを
ホテルでも案内してくれますし、案内マップが設置してあります。どのコースを通るか?によりますが、半日程度は見ておいたほうがいいかも知れません。

上高地トレッキング・実践メモ

  • コースの目安:河童橋〜明神方面(片道目安1〜1.5時間)。木道と土道が混在し、アップダウンは穏やか。
  • 装備と備品:レインウェア・帽子・歩きやすい靴。木道は濡れると滑りやすい。飲み物は余裕を持って携行。
  • 歩き方のコツ:すれ違いはゆっくり。野生動物へは近づかない。雨後はぬかるみを避け、板の端に体重をかけすぎない。

料金や営業時間は変更の可能性があります。最新情報は公式サイトや現地でご確認ください。

天候は晴れベースですが、ときどき雨。山の天気は変わりやすいですね。

上高地の森の中

上高地の森の中

レインウェアが一枚あると安心です。

鴨でしょうか、小さな水鳥が流れに身を任せています。

上高地の森の中

上高地の森の中

水音が周囲の音をやさしく覆います。

ここはマイナスイオンがすごい、とふと思いました。

上高地の森の中

上高地の森の中

深呼吸すると、胸の奥がすっと軽くなります。

また、木の上に猿。

上高地の森の中

上高地の森の中

枝先のバランス感覚に見入ってしまいます。

中々細い木の板。慎重に上を歩いて先へ進みます。

上高地の森の中

上高地の森の中

濡れている部分は特にスリップ注意。

整備された道のおかげで迷いませんが、もし道がなかったら確実に迷っていたと思います。

上高地の森の中

上高地の森の中

分岐では立ち止まり、地図と案内板で確認。

見えている山々は穂高連峰でしょうか。

上高地から見える山

上高地から見える山

雲間からのぞく稜線が、歩く背中を押します。

また、じゃれ合う猿のカップルに遭遇しました。

上高地の森の中の猿

上高地の森の中の猿

静かに見守り、道を譲って先へ。

このあたりは、梓川あずさがわの上流域でしょうか。流れが速いですね。

上高地の森の中

上高地の森の中

白い水の筋が岩を洗い、低い轟音が続きます。

急に視界が開けました。

上高地の森の中

上高地の森の中

山と空の広さに、思わず深呼吸。

と、思ったらまた森の中へ。

上高地の森の中

上高地の森の中

光と影の切り替わりが楽しい道です。

あっ、また猿。

上高地の森の中の猿

上高地の森の中の猿

子どもが近づくと、すぐ母猿が迎えに来ます。

子どもが近づいてきたので見ていたら、母猿が引き戻しに来ました。

上高地の森の中の猿

上高地の森の中の猿

家族の距離感が微笑ましい。

こちらは、父猿? でしょうか。

上高地の森の中の猿

上高地の森の中の猿

堂々とした佇まいで、道を見守っているようでした。

上高地かみこうちの猿は人間をあまり怖がらず、攻撃的でもない印象です。

上高地の森の中の猿

上高地の森の中の猿

距離を取る、食べ物を見せない――基本を守れば快適に歩けます。

この光景を見ると、昔のSONYウォークマンのCMを思い出します。

上高地の森の中の猿

上高地の森の中の猿

音楽が流れてきそうな、静かな午後。

動画も撮っておきました。

YouTube player

一通り歩いて帰り支度。上高地かみこうちバスターミナルへ向かいます。

上高地バスターミナル

上高地バスターミナル

山の稜線に雲がかかり、光が差したり引いたり。

太陽の光がさんさんと降り注ぎます。もう夏ですね。

上高地バスターミナル

上高地バスターミナル

ターミナルのベンチで、靴ひもを結び直しました。

さゆみ
上高地バスターミナルではお土産などあるのでしょうか?カフェやお手洗いなどもありますか?

みきを
「五千尺キッチン&デリ」や「上高地のおみやげ屋」などの売店があり、上高地限定グッズ、地元産のお菓子やジャム、自然派化粧品、登山グッズなどが販売されています。 登山やトレッキング帰りにちょっとした記念になるものが多く、観光客にも人気ですよ!もちろん、お手洗いもあります。

上高地かみこうちバスターミナル、日差しが強く、人影はまばらです。

上高地バスターミナル

上高地バスターミナル

おみやげを見たいところですが、乗車まで時間がありません。

バスが来たので乗り込み、これから新島々駅へ向かいます。

上高地から新島々駅へのバスの車中

上高地から新島々駅へのバスの車中

車窓の緑が流れていくのをぼんやり眺めます。

上高地BT→新島々駅:路線バスで約60分目安。天候や道路状況で前後します。現金・ICの取扱いは運行会社の案内を確認。
新島々駅→松本駅:電車で約30分。座席はゆとりある時間帯を選ぶと快適です。

新島々駅から松本駅に移動して、駅近くの居酒屋さんに入りました。

皆さんで夕食タイムです。

松本市で夕食

松本市で夕食

食後、強烈な睡魔が到来。朝からのトレッキングで心地よい疲れです。

今日は朝早くから上高地かみこうちのトレッキングを楽しみ、ぐっすり眠れそう。

今日イチのショットを絵画にしてみました

今日イチのショットを絵画にしてみました

よくある質問(FAQ)

河童橋〜明神池はどのくらいで歩けますか?
ペースにもよりますが片道1〜1.5時間が目安です。木道と土道が混在し、アップダウンは控えめ。写真休憩が多い場合は余裕を持って計画を。
靴や服装のおすすめは?
歩き慣れたスニーカーでOKですが、防水性のある靴とレインウェアが安心。日差しと急な雨の両方に備えて帽子と薄手の羽織りを。
野生の猿への対応は?
近づかない・目を合わせない・エサやりしないが基本。立ち止まりすぎず静かに通過すれば、トラブルは避けやすいです。
上高地から松本駅までの戻り方は?
上高地バスターミナルから新島々駅まで路線バス(約60分)、新島々駅から松本駅まで電車(約30分)が一般的です。時刻は季節で変動するため当日確認を。

次回は、長野県松本市ながのけんまつもとしへ

長野県松本市ながのけんまつもとしを散策します。